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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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とても贅沢な夢

いらっしゃいませ、

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大学を出て、ほとんど休みなく社会で働いてきて、失業期間や無職期間も、
次の仕事のための勉強をしたり、求職活動したりしてきたから、「仕事というものをやめた」
という感覚はなかった。

いつになったら仕事しなくてよくなるのかなぁ、なんてよく旧友と愚痴ったり
したものだけれど、実際にはそれがとても怖かった。
専門の仕事も、若い人が出てくればどんどん機会はなくなっていく。
だから新しいことを(同じ業種で)常に吸収していかなければならないのも
楽しいという感覚はなかったな。

「夢は庭いじり」

なんて働くもの同士で、自虐的に言っていたものだけど…

今、してるやん、私。

仕事は再開したけれど、フルで働く選択をしなかったから、
雨の日以外は、庭にいつの間にか立っている。

夢はかなえるためにある、なんて陳腐なフレーズがあるけれど、
その夢に向かって何か特別なことをしたわけでもなく
気がついたら夢の場所に立っていることもある。
いちいち、自分の今を言葉して確認したり、意味づけたりする
タイプじゃないから。

春の暖かな日差しの中で庭に立ち、果たして私は本当に夢見てたんだろうか、
って思い、でもいちばん心が落ち着くひとときでもある。
いやなことはしばし忘れる。

そう、「庭」っていうぐらい、広い場所もあるのだ。
いままでそのありがたみを取り立てて考えなかったのだけれども、
ああ、これすごい贅沢…と立ち止まる。

1年かけてやっと咲いた花が、たまらなくいとおしい。

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女性
自己紹介:
被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
写真のこと、旅のこと、本のこと、言葉のこと、音のこと、などを描いて撮ってます。

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