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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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暖冬シネマ

いらっしゃいませ、

アカデミー賞がもうすぐ、らしい。BSなんかでは、過去のアカデミー賞作品を特集していたりする。


「フェーム」を観る。1980年だと。観たぞ、これ、劇場で。主題曲がヒットして、音楽、ダンス、芝居にかける若者達の青春群像劇!って感じの触れ込みだったのだけれど、内容はかなりシニカルで、地味で、卑屈で、突き放した感じの、言ってしまえば割と退屈な映画だった。熱く燃えて感動したい!っていう人にはあまりお薦めではない。誰ひとり、自己の問題を解決できないまま、不完全な人間のまま、いきなり卒業公演で、「私はいつかスターになる!」という、元気のいい、それ故に虚しさのつきまとうラストソングへ突き進む。おそらく、その中のほとんどの若者が、その他大勢に埋もれていくだろう、という確信が、その割と薄っぺらい楽曲に練りこまれている。今見直すとなかなかよく出来ていたんだな、やっぱり、って思った。退屈なのは同じだけれど。


で、主役の一人(♂)が、約20年の時を経て、「ER」の外科部長となっている。月日は彼の頭髪を引き剥がしてはいたが...その他の出演者で、その後「フェーム」を得た俳優はいない。あのアイリーン・キャラでさえも、10年以上前の、日本のテレビの「あの人は今」番組で、ふくよかになった体と、衰えた声量でその後大ヒットした「フラッシュダンス」の主題曲を歌わされていたっけ。


「シカゴ」も観る。これって、ブロードウェイのミュージカルなんだよね。映画は、非常に舞台的に展開する。映画として撮ったことのアイデンティティみたいなのはあるのか?舞台を観てないからなんともいえないけど、すでに完成された優良な作品を映画にしたんだから、よっぽどのことがない限りある程度の出来になるに決まってる。なんか、アカデミー賞って、ずるい感じがする。


で、今日は「アマデウス」らしい。これも観た、劇場で。これはねえ、きついなあ、ラストなんか特に。観るのはやめとこう。


Amazonで買って、まだ観てない「候孝賢90年代傑作選」から1つ観ようかな。実は「80年代」と間違えて
買ってしまったのだ...うう。


暖かい冬の夜、ベランダは春の花で賑わう。
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被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
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