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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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蓄積とか脳年齢とか、そもそも己の傾向とか

いらっしゃいませ、

近所に「アリアンス・フランセーズ」があることが分かって、4月からフランス語の勉強に再挑戦しようと思っている。フランス語は、大学時代に文法と仏文読解っていうのをやって、社会人になってから、2年半ほど語学学校に通った。10年ちょっと前、フランスに旅行する前に、「Survive in France」という過激な?タイトルの旅行本で再復習、それ以来になる。

不安というのは特にはない。タイトルにあるように、まず自分の脳年齢にあわせて無理なく行ければ、と思っている。

語学といえば、一番長く付き合っているのはやはり、英語。小学生高学年の頃に、洋楽に触れ始めるようになったのが実は大きな理由なのだけれど、中学・高校の英語は、積極的に勉強した方だった。

中学のときの勉強方法は、教科書の丸暗記。それも、読んで書いて覚える。歌から英語に入ったから、大きな声で教科書を読むのが好きだった。実に下らない内容なのだけれど、アメリカやイギリスのミュージシャンの発音を真似て、その気になっていたものだった。

丸暗記、というのは頭が柔らかい時期には、悪い勉強方ではないと思う。口に出して、ノートに書いて覚えていくうちに、感覚的に、

   「He drink too many.」とか、「They arrives in the station on 8:00」とかは変だ。

というのを身につけていく。

高校時代も、大体このやり方で、英文法であろうが英文解釈であろうが、テキストや参考書を丸覚えしていく。「英語の構文150」っていうベストセラー参考書も、ほとんど構文を暗記した覚えがある。

抜けていたのはヒアリングとスピーキングだった。中学・高校の英語教師たちの発音はひどいものだったから、私の聞くネイティヴの発音は、ほんまに歌か、洋楽番組のミュージシャンのインタビューぐらい。うちのテレビは二ヶ国語放送対応でなかったし...それでもって、外人さんとおしゃべりをする環境が全くない。高校時代、英会話に通っている同級生が羨ましかった。親に言ったら「受験と関係ない。」って言われて、まあ確かにそうなのです。英会話に通っていた友人たちは志望校に入れなかったり、スチュワーデスの試験に落ちたりしていた。

大学に入って、今度は親から「就職のため」と、英会話学校を進められた。実際に通い始めて、これはこの後社会人になってからの英会話学校通いでも感じたことなのだけれど、英会話学校では「しゃべることに若干の抵抗はなくなるが、英語の総合力はアップしない。むしろ後退する。」
もちろん、英会話学校に行きながら、きちんと系統だった文法の勉強をしたりリスニングの勉強をしたりすれば話は別だけれど、ちゃんと英語を教える、という能力を持たない単なる「英語が母国語」の人たちとフリートークで時間を過ごすだけなら、確実に英語力は下がる。まあ、これはもちろん私の個人的な経験による感覚によるものなのだけれど。

英会話にも通わず、特別試験のための勉強をしていたわけでもないのに、あるとき英語をしゃべる状況に置かれたとき、すらすらと話ができるようになった時期があった。

それは多分、学生の頃に文法・構文を地道に勉強してきたこと、仕事である時期無味乾燥な英文レポートを書き続けた時期があったこと、ブロークンな英語でとにかくけんか腰に英語しか話さない奴らと仕事をしたこと、そしてなにより、日本語で自分の考えや意思・意向を、論理立てて話せるような年齢になっていたこと、がうまく統合された時期であったのだと思う。それを、支える脳年齢も若かったし。

そんな自分の英語との歴史みたいなものを思い出して、フランス語と取り組もうと思う。まあ、まずモチベーションの維持が大事。ポルトガル語はまったくモチベーションなかったもんなぁー。英語にしたって、それを駆使して仕事がしたいとか、そんな気持ちがないので、天井で頭を打ってる状態。まあ、突き抜ける根性もないが。

語学は目的ではなく、ツールである、っていうのもあるけれど、まず「自己」である、っていうことも最近よく感じる。自分の国の言葉で、意思を伝える話が出来る、文章が書ける、っていう鍛錬を日常続けることが、他国語をやるとき生かされてくるようにも思う。

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