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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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Those Hotels #7 眺めのない部屋

いらっしゃいませ、

47都道府県めぐりが終わったあと、ちょっとぐったり。あらためて読み返すと、
未踏破の県が1つ多かったことに気づいた。踏破した県は39県。後8県か...
と言って、絶対踏破したいという野望も実はないのだけれど。

シリーズものが2つ(「大地に還って来た」と「47都道府県の記憶」)挟まったので
すっかり忘れていたもう1つのシリーズもの、「Those Hotels」。
あまり肩に力入れずに続けてみようと思います。

「トスカーナ・ブーム」っていうのがあったみたいで。
時期的には「プロヴァンス・ブーム」の後なんだろうか。
プロバンスの時のように、「南仏プロヴァンスの12ヶ月」というビッグ・アイコンはなかった。
映画とか、雑誌とか、エッセイ本とか、細かいもんで盛り上がってたような記憶がある。

ただ、私にはひとつの確信があった。プロヴァンスとトスカーナの比較にあたって。

「絶対、トスカーナの方が美味いに違いない。」

プロヴァンスの旅の連れであったMちゃんと再び旅立つ。彼女の方が、食に関する
情報収集力が強い。

今回の旅のテーマは「トスカーナ」であったはずなのだが、途中で「シチリア島」
なんていう候補地も出てくる。これは、トスカーナ以上に私の思い入れがそこにあった
だけの話なのだが、これは距離、日程を考えて却下することとなった。

どこかで何泊かステイをすることで、じっくり旅ができる。最終的には交通の便を考え、
フィレンツェで4泊することに決める。

さて、宿だ。4泊するのだから、便利でかつ心地のよいホテルがよい。雑誌や特集本では
大型ホテルではなく、プチホテルがもてはやされている。Mちゃんと吟味の末、
決めたホテル、が、名前を全く覚えていない。ただ、4泊もしたものだから、おまけに
フィレンツェの旧市街が非常にコンパクトであったため意外に場所を覚えていた。
ネットで地図を確認しながら、記憶にあった姿形とほぼ重なるホテルを発見した。

Hotel Donatello Florence

でも、こんな名前でなかったように思う。おそらくホテルチェーンに組み込まれたのでは、
という推測をする。

サイトの写真を見ると、窓が大きい。この部屋は公園に面してるのだろう。
私たちの部屋は、窓がとても高いところにあり、おまけに小さく、二重になっていた。
夜寝るときに納得した。公園の反対側、おそらく道路に面していたのだ。非常にうるさかった。
そら二重がいいわ。とにかく、フィレンツェはうるさい町だった。細い路地を車やバイクが
クラクションを鳴らしながら駆け抜ける。観光客(含む私たち)が石畳を鳴らして歩く音。
ドォーモの容赦のない鐘の音。

窓を開けると、広々とした町並みとドォームの屋根が見える、というシチュエーションが
必要なら、もう少し郊外のホテルに泊まらないとだめだ。

このホテルについては、これ以上、何も語ることはない。
名前すら覚えていないホテルを、ネットの上をフラフラと探して廻ることが
ちょっと面白かった。今は、Google Earthなんてものもある。

トスカーナをめぐる旅をするのであれば、シエナという町に連泊した方が
もっと満喫できたかもしれない。私たちは、結局トスカーナ以外に、パルマ、ヴェネチア、
ローマに泊まった。その点から言うとフィレンツェは正解だったのだが。

さて、トスカーナはプロヴァンスより美味しかったか?これは、あたり。ところが、

フィレンツェより、パルマ(ロマーニァの方がもっと美味かったのだな。


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被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
写真のこと、旅のこと、本のこと、言葉のこと、音のこと、などを描いて撮ってます。

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