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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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高校生のときに「シャガール展」に行って、途中で飽きた。

いらっしゃいませ、


長く生きているので、色んな美術館に行きました。

色んなビッグネームの「~展」に行きました。

色んな「美術館展」に行きました。

ざっと挙げてみても、

「シャガール展」
「ゴッホ展」
「ルノワール展」
「モネ展」
その他、印象派展
「ピカソ展」
それからっと、

マチス、ミロ、ゴヤ、フェルメール、クリムト、ムンク、バルティス、

出かけた美術館は、
「メトロポリタン」
「MOMA」
「オルセー」
「ルーヴル」
「ピカソ美術館」
「ゴッホ美術館」
「オランジュリー」
「マルモッタン」
「ポンピドゥーセンター」
「ウフィツィ」...

なんかと似てる。

そう、大物外タレのライブ通い。

美術鑑賞っていうのは、そういうもんだと思っていた。

名作、名画と言われるものを、それなりの対価を払って観に出かける。

それは、多分今自分の何かの一部にはなっていると思う。

それだけの機会に恵まれたことは、ラッキーだとも思っているし、

これからも機会があれば、名画名作を観に、ビッグな美術館や美術館展に出かけるだろう。


ただ、それだけでいいのか、と。

おっと、よくはないのだ。

と気づいたから、というわけではなく、それはまた素晴らしい言葉である「縁」というものの

おかげで、私は「現在進行形の、現代美術」に邂逅したのでした。


現代美術?観たことあるよ、って思いながらも、よくよく考えるにそれは既に過去のもので、

今、私と同じように生きている作家たちの作品に触れ合うことは今までなかったのだ。


そりゃぁ、最初は戸惑いました。いや、今でも戸惑う。

なんだこれは、素人のカフェのインテリア装飾か?

イラストレーションや漫画とどう違うん?

大きい工作?大きければいいの?


そして、議論が始まる。議論というと大げさかな。映画を観た後の

感想の言い合い?いや、それよりはもっと考える。


くさしてもいい、嫌いって言ってもいい、なんかわからんけどエエっていってもいい。

わからん、って言ってもいい。

ルノワールとかモネとか見たあとに、そんなことありえる?
(ピカソなんかはあるなぁ)

だから、現代美術は、1人では出かけない。複数で楽しむのがいい。

それのベストが、昨年の「大地の芸術祭・妻有トリエンナーレ」だった。


なのに、先日1人で出かけてしまった。

都立現代美術館の、「MOTアニュアル 装飾」

誰とも話せなくて、

つまんないよー。


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マクロレンズがほしい。

いらっしゃいませ、

なんだ、この一ヶ月に一回の更新ペースは。。。

冬眠から覚めて。

掘りごたつ屋敷のお庭は、少しずつ春の気配。

「恋する写真部」のお友だちからのメッセージを見て、ハッとして

カメラを持って庭に飛び出す。

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今年も首は短いのかな?オランダ土産のチューリップ。







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しゃわしゃわ感が可愛くて買った名もなき
(あるんだけど忘れた)花。







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大阪市内に住んでいたときに買って、2度の
引越しを体験したカランコエ。
巨大化している。
(一度、枝わけしたんだけどな。。。)






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オリーブ。実はつかねど。







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ガーベラ。一度枯れたけど、雨に当たらないように
していたら、新しい蕾が。







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庭の主の寒椿。冬の花は凛々しい。







人間よりも、もとい、私よりも、ちゃんとしている花たち。


首が痛くなること

いらっしゃいませ、

いつかしなきゃいけない、と思っていることのひとつに、

ネガの整理

っていうのがある。

写真を始めた頃は、ネガアルバムを買ってきて割とマメに整理していた。しかし、このネガアルバムというのが結構高い。写真屋さんでネガを受け取るとき、ケースに入ってるわけだから、これを利用して手作りネガアルバムを作ろう!なんて思っているうちに...

6年ぐらいがたつ。

ネガはといえば、紙袋の中に詰め込まれている状況...いかん。。。

そんな折、

「xxの時に撮った、xxxxxの写真、出る?」

って言われた。プリントどっかで見た。プリントの箱からまず発掘調査。せっかくだから、いらん写真を整理する。いらん写真の方が、いる写真より多かった。捨てて、すっきり。あ、xxxxの写真やね...ない。

で、先送りしていたネガの調査に入る。依頼主にも一緒に探してもらう。

「あ、xxのイベントのときや」
「あ、○○ちゃんや、おでこ広い。」
「あ、新婚旅行のや。」

けっこう、依頼主楽しそう。で、プリントを探すときと違って、ネガは光にかざして見るわけだから、常に

上を向いて、さがす。

首が痛い。

結局私が見つけてフィルムスキャンニング。やっぱり、ネガの状態もいくらケースに入っているとはいえ、ホコリがこびりついたりしていて、状態は悪くなっている。どっかのタイミングで全部デジタルにアーカイブするかなぁ。。。フィルムスキャナーの速度を考えると、憂鬱。バイトを雇う余裕もないさ。でも、やっぱりそれなりの記録にはなってるし。新たに作品に出来そうなのもある。

そして、それらのアナログプリントやネガを眺めつつ、「デジタル」がまだ及ばない何か、「間のようなもの」を彼らに感じてしまうのでありました。

惑星ソラリス、ではなく。

いらっしゃいませ、

何項か前のBlogで、ちょっと気になる、と書いたアナログ・フィルム「Solaris」。ネットでも買えたのだけれど、出かけられる距離に販売ショップがあったので、出かけてみた。

千里山の「C.D.F.」。さほど大きくないスペースの半分がトイ・カメラ関係。トイ・カメラファンというわけではないけれど楽しめる。店員さんの雰囲気も楽しめる。Solarisの200と、あらなつかし!Agfaの400を購入。200はお天気のよい日用に。レンズの明るいMiniluxかContaxに入れようっと。Solarisの800を夕暮れや夜や暗い室内で使うと面白い雰囲気の写真が撮れますよー、と店員さん。気分はお外でアナログ、だったので今回は見送り。
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で、ネットショップ上で気になっていた、2眼レフカメラ「Black Bird Fly」にもご対面。思ったよりも「トイ」っぽい。小さいし。でも、軽いし、35mmで撮れる、というのがいい。ただ、私にはあれがあるの、あれ。

「上海シーガル」。

心惹かれた「Black Bird Fly」に別れを告げ、家路につきながら、「もう一度『上海シーガル』チャンレンジして、だめだったらネットで売り飛ばして、その金でBlack Bird Flyを買おう」と決心(わぁ、恐ろしい!)。

で、再度、字の細かい不親切な取説と取り組み、すでに入っていたフィルムを諦めて引き抜き、新しいフィルムを巻きいれて、そして、、、

「入れ方は正しかったし、操作も正しかった。」

というのがわかった。撮れてたはず、引き抜いたフィルム。まあ、しょうがない。とりあえず新しいフィルムで12回フィルムを巻いてシャッターを押そう(このカメラ、「シャッターを押した→撮れた」感がまったくない)。

この「上海シーガル」というのは、日本では「トイカメラ」の範疇らしい。そりゃローライとかマミヤのに比べたら手ごろすぎる値段だし。

ただ重いし、収まりが悪い。ますます肩こり。


縁というもの

いらっしゃいませ、

ものごとの「必然」とか「偶然」とかを言いたい性格ではない。

どっちでもいい、っていうのも嫌な感じがするから、どうなのかわかりません、というスタンス。

「縁」というのが一番すんなりくるのかもしれない。「縁」を必然とするか偶然とするか、もあまり興味はない。「縁」は「縁」。それが日本語のよいところのような気がする。

で、今年の1月から3月にできたご縁で、Flower Cakeなるものにチャレンジすることに。せっかく作ったし、写真も撮ってみたので、しばらく中継録画におつきあいください。

IMGP0978.jpg白いお皿の上に吸水性スポンジ、別名オアシス。これがまず一人ひとつずつ目の前に。「ピンクのオアシスってめずらしい」という声があって、なるほど、よく頂きモノのは緑っぽいのがおおい。さすがこれからケーキになるだけあります。かわいい。








まずトップから。ケーキでいうトッピングから始めます。逆なのね。
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バラって、もうすでに美味しそう。「クリームで作るバラ」からの逆イメージか。
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これだけでもオブジェとしてよかったのでパシャ。何かに使おう
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次はサイドを埋めていきます。パテでぺたぺた均す部分ですが、ここがけっこう難しかった。
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一応の完成。けっこう集中するし、想像以上にいい時間だった。
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これは先生のお手本。よりケーキっぽい。流石。
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1月から3月まで通っていた講座のクラスメイトだったのが今回の先生。3ヶ月の間に彼女のお花の知識、デザインのセンス、彼女とお花の歴史(海外の花屋さんで働いていたとか)、なんかにずっと触れてきたので、講座をするって聞いたとき、「あ、やってみたい」と思った。これが「縁」。

特にそんな話も聞かず、単にクラスメイトだったから、では多分足は運ばなかった。これが「縁」。必然とか偶然とかでは私にはとてもくくれない。

仕事となると「縁」とかゆるりしたことを言ってられない、のかもしれない。ぐいぐい押し込んでいかなきゃいけないのかもしれないけれど、結局残っていくのは、普段からの「縁」を大切にするつながりなのかもしれない、とも思う。「普段」がまったくなくて、急にコンタクト取られてきて、「なんや、営業活動か」って思うことが最近ちょっとあった。別にご無沙汰でも営業や宣伝ならはっきりと本筋から伝えればいいのに、いかにも懐かしさを装うアクセスの仕方。小ささや貧相さが滲み出てしまう。

そういえば、「普段」ていうのも、いい日本語だ。


アナログ帰り

いらっしゃいませ、

肩こり症だ。最近はそれが頭痛にまでなることもある。だいたい、何をしたら肩が凝るか、はわかる。

・テニス やっぱり肩に力は入るのでしょうね。
・車や電車の長時間移動 座ってるだけなのですものね。
・お酒を飲んだ翌日 うーん、なぜなんでしょうね。

で、もうひとつ「カメラを持って出た日」というのがある。なんでかっていうと、とても重い。そう、かの一眼レフデジカメだ。どんだけ重いか、というのを、昨日アナログの一眼レフを久々に持ってみて痛感した。

デジカメ一眼レフライフは、思ったほどお手軽に写真が撮れていない。この重さのせいかしら。それでも、いちど構えると、何枚でもバシャバシャ押せて、その中にけっこういいのがあると嬉しい。アナログ生活の、「待ち」の楽しみはないけれど。結婚式に最近招かれてバシャバシャやったときは、その結果を見て、「あ、私ブライダル写真、いけるかも!」なんて一瞬思ったけど、ブライダル写真やってる人のカメラはもっと重そうである。それを持って、脚立の上に立ったりとか、かなり危険なところから写真を撮っている。まあ、私にはできない。それに、いい写真撮れたのは、多分被写体になる嫁や婿を知っているからだろうと思う。どんなシーンにも意味づけができるからだ。知らない人だったら、やっぱり10倍以上はシャッターを押し捲るしかないだろうなぁ。

なんて思いながら、人の結婚式に出てる。来月もひとつ。来月は、ファドの伴奏をするの。ふ。

で、この間、ネットをふらふらしていたら、「Solaris」というフィルムの情報に行き当たりました。なんだか面白い雰囲気の写真が撮れるみたい。へえー、買ってみようかな、と思っているうちに、アナログカメラを持って外に出たくなった。で、久々にライカのMiniluxを持って出かけた(軽い!)は、いいものの、電池切れでシャッターが押せなかった。。。ほったらかしにしてると、こういう仕打ちにあう。ごめんね。

作品制作欲が出てきたら、さあ、アナログに帰ろう”デジカメは、今年はスウィーツ撮りに使う。いろいろサイトや雑誌を見て勉強中です。

さて、写真は結局携帯で撮ったです。それでも、けっこういいのが撮れるのがヤダ。

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形にしよう~Make it work.

いらっしゃいませ、
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Wowowで「プロジェクト・ランウェイ Season4」が始まった。前のマンションでは、寝ながらテレビを観ることができたので、時々このシリーズのシーズン1とか2を観ていたことがある。引っ越してからは、寝室にテレビを置かなかったので、深夜帯に放送されるこの番組からちょっと離れていたのだが、年末から旧シリーズを毎日21時ぐらいから3本立てでやっていて、ついつい1から3まで全部観てしまったのだ!

知らない方は、ここで説明するよりは、wowowのサイトかこちらを観てもらったほうがいいですね。

お帰りなさい。読み終わりました?

まあ、とにかくいい意味でも悪い意味でも主張ばっかりするアメリカ人達の、時おり悪意一杯の言い合いや陰口はこの番組のワンポイントなんだけど、ただもしこれが「服を作る」という作業がなければ、観てたかなぁって思うのです。人がデザインして、0から何かを創っていく過程、そして出来上がったものがとても美しいものであれば、ぐいぐい惹きつけられるのは当然のこと。

そこで、湧き上がってきた思いが、「洋裁やりたい。」

実は20代の頃、やってたのです。洋裁学校に行くのはちょっと大げさな感じもしたので、チケット制のカルチャースクールのようなところで始めました。そこは、スクール形式で1から教えてもらうのではなく、雑誌なり手書きなりで作りたい服のデザインを決めて、布を買ってきて、先生に「こんなの作りたいんですけど」っていきなり相談していました。最初につくったのは後ろにボタン飾りとスリットがあるツイード風の生地のタイトスカート。ちょっとキャリアウーマン風で気に入ってました。生地とデザインが合わない場合もあり、その場合は先生が「こんな風にしてみたら?」って、時には型紙も作ってくださるので、何もわからない洋裁初心者たちが、自由な発想でいろいろ服を作って、かなり楽しかったのを覚えてます。生地は、神戸・三宮の高架下に服地専門店がたくさんあって、お気に入りの店がひとつありました。アニエス・ベーやピンクハウス用の生地のハギレが「横流れ」(人聞き悪いですが)してきていて、アニエスの赤いチェックのウール地でスカートを作ったっけ。そんな、生地探しも、楽しみの一つでした。

さてそのカルチャースクール、経営者が変わって、なんかそれが「その筋」っぽい人たちだったみたいで、チケットも高くなったのもあり、自然に足が遠のいてしまいました。私自身も転職をしたりいろいろあったから、ごちゃごちゃしている間に色んな縁が切れてたなぁ、って、そんなことも思い出しました。

そう、そのクラスで、工業用のロックミシンも使いました。端の始末などに使います。「プロジェクト・ランウェイ」を観ていたら、そのロックミシンを使ったことがない人がちょこちょこいて、周りの人に迷惑かけてるシーンを見て、「えー、私でも使ったことあるのにー」。使い方はどうかな、覚えてないですけどね。でも、何千人もの中から選ばれて、カメラに撮られながら自分の作品を作るのだから、選ばれてからでもいいから、基礎ぐらいやっとけばいいのに、って一人テレビに突っ込む私です。

で、洋裁、再開したいなぁ、と思って。今年いろいろしなければいれないことがあり、その辺りが落ち着いたら実家からミシンを持って来ようと計画してます。で、私の場合、

・ デザイン画はかけない。
・ 型紙は作れない。
・ 相談できる先生はもういない。

わけなので、型紙つきの本がやはり頼りとなります。洋裁をやっていた頃は「装苑」「ドレスメーキング」っていう月刊誌があって、型紙は「ドレメ式」と呼ばれる方法のほうが簡単だと母に言われ、毎月「ドレメ」を買っていたのです。

が、ないのですね、もうその雑誌。「装苑」はあるのだけれど。ファッション雑誌ほど、バックナンバーが使えないものはないから、ちょっと困ったなーって思ってます。大き目の書店でもうちょっと調査してみよっと。今時だから、ネット上になにかあるかもしれない。

今の若い人、洋裁しないのかしらね。確かに、昔より安くて良い服は多いけど、世界にひとつしかないデザインと布の組み合わせを身にまとうのは、私の経験上、非常にエキサイティングなことでした。

まあもうちょっと先のことになるので、それまで「プロジェクト・ランウェイ」の、美しい服の陰の醜い悪口を楽しみましょうかね。


ミッション・インポシブル

いらっしゃいませ、

さて、ある重要なミッションがあって、大量のネガを捜索。探すこと小一時間、再スキャンすること小一時間、汗だくの日曜日。そんな中で、一眼レフ(アナログ)をセールで買って、Nadarの写真教室に行き始めて、モノクロプリントをやり始めて・・・のこの7年が一気に押し寄せる。

最初は、カラーでスナップ。いわゆる「何気ない日常を切り取る」ってやつ。(ああ、いやなの。このフレーズ)それから、ポートレートがあったり、旅先のシャッターおしまくりがあったり。モノクロプリントをやり始めたら、圧倒的にネガは白黒の方が多くなる。

それから欠かせないのがやっぱりライブの写真かな。最近はめっきり撮る量は減ったけど。Esquinaも6年かぁ・・・

なんてことをやってるから、小二時間もかかるんだって。

先日は、中崎町のカフェ「Tina Lente」でEsquinaのライブ。
このミッションにも関係することで、初めてデジカメでライブを撮る。
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ちっこいデジカメは本当に難しい。一眼レフのを買うか、中間の「とにかくちゃんと構えて撮れるやつ」を買うか、考え中。画質はまだまだアナログに叶わない。だけど、焼かないのであれば、作成スピードは圧倒的にデジカメ。フィルムスキャンも品数が薄くなってきてるし。ちょっとカタログなどを集めたり、ヨドバシチェックしてみようと思っています。

さて、ミッション、皆様にお知らせできるようなことになれば、こっそりお知らせします。





青空という幸せ、叫ばないよろこび

今週末はとてもお天気がよかった。土曜日も雲ひとつない空。そんな日は、なかなかベランダから離れられない。ベランダ・ガーデニングをして、洗濯物を干してからも、お花や草木をしばらく眺めたりしていた。でもやっぱり、それはほら、大阪市内のビルの上の青空。お出かけしなくちゃ。

兵庫県立美術館の「ムンク展」へ。緑のあるところへ、って最初思っていたけれど、残念ながらこの美術館の周りにはさほど緑はない。だけど、海があるしな(川みたいだけど)、って思って決定。

ムンクについての私の知識。「北欧の『叫び』男」。ごくごく、平均的な日本人のレベルである。

で、そこには晴れやかな「よろこび」があった。そして、それをその展覧会の観客のほとんどと共有した、ように感じた。

「ムンク」はビッグネームである。しかしながら、そのイメージは一作品に集約されてしまっている。もちろん『叫び』。そのあたりは、同じビッグネームである、ゴッホやピカソとは違う。ある程度の作品数を体験している私たちは、その作品に再会したり、それらの体験した幾つかのパターンに嵌る作品に落ち着きを感じたり、数少ない新しい側面に、小さく「ふうーん」と言ってみたりする。

ムンクの場合、いきなり「装飾画家」という単語に私たちは混乱し、鮮やかな色彩に戸惑い、『叫び』に通じるいくつかのパターンも見出しつつ、新たなこの画家との出会いのよろこびに震えるのである。展示館の中は、今までの展覧会で感じたことのない、人々の高揚感に満ちていたように思う。新しい知識に出会うことがこれほどのよろこびであるのだ、という事実がさらに私の心を満たす。知ったかぶりを振りかざす人は誰もいない。みんな、たくさんの「へぇー!!」を楽しんでいる。

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チョコレート工場だなんて、ステキすぎるじゃない!?(チョコレート工場の社員食堂の壁に飾る絵を依頼され、それが現在も飾られているのです。)

で、やっぱりミュージアムショップには「叫び」人形。それもそれで楽しいです。

これだけの作品群を日本に持って来たって本当にすごいことです。これだけ持ってきたことで、初めてムンクを知ることができたのです。その価値を、観た人のほとんどが感じたと思うのだけれど。
ビッグな作品、ビッグなパフォーマーだけがポツンと入ってくることで、狭められる価値感、貼り付けられる先入観、それを打破することはとても大変なことだと思う。でも、本当はみんな打破されたいのだ。

打破されることが嫌な人たちもいるのかもしれないけど、そんな人たちは、そうねえ...ほっときましょう。

ヘドバとダビデはパンタロンを履いていたか。

いらっしゃいませ、


日曜日に、2度目のPantaloon。Sodaさんの個展へ。
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前の週に行ったときは、Sodaさんが居なかったので、Pantaloonの面白空間を楽しんだ。






その後、場所が中津ということもあって、かの有名なCanxx Granxxに行ってみる。相変わらずなサービスで。まあ、それがCanxx Granxx本店なのでしょう。


2度目のPantaloonは、Sodaさんの帽子を選びに。今回は私のではないけれど、皆お気に入りの帽子が出来上がりそうで、楽しみ。


今回帽子を買わない私は、Pantaloonの2階のベランダ(元洗濯台)で、青空のシャワーを浴びる。
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一度は中津に住もうか、って思ったこともあったけど、結局不動産屋さんに「南森町」を強くプッシュされ、天三に住んだ。まあ、どこに住んでも、それなりにそれなりに生きていたとは思うけれど。


KがMP3に入れてくれた「ナオミの夢」のアレンジがかっこいい。

プロフィール

HN:
DonaT
HP:
性別:
女性
自己紹介:
被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
写真のこと、旅のこと、本のこと、言葉のこと、音のこと、などを描いて撮ってます。

ついったー

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