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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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ヴェニスといえば

06-12-23_20-25.jpgいらっしゃいませ、


ゴンドラの上で踊り狂う「マドンナ」である。かの伝説のPV「Like a Virgin」。何が伝説かというと、いや、もうマドンナ自体が生ける伝説であるけれど、あのファッションである。


年末あたりから、Wowowでマドンナのライブやドキュメンタリーフィルムや、おまけのPVをやっている。やっと、すべてのプログラムを制覇する。


マドンナももう50近い。そして2児のママ。太りやすい体質らしいのだが、絞りに絞って見事な肉体とライブパフォーマンスを披露する。もちろん歌以外は、なんだけど、あれだけ動くのだから、まあ一部口パクでもいいか、って納得しながら観てしまう。楽曲、詞、ステージ構成、ダンス、メッセージ、すべてが統合されたものが「マドンナ」なのだから。


時おり映る観客を見ていると、年齢層が幅広い。ローティーンからおっちゃん・おばちゃんまで。彼女のキャリアの長さを物語る。我が家も、ダンナは90年代後半あたりからのマドンナしかしらない。私はブレイク前(!)のマドンナを知っている。


プレデビューした頃のマドンナをピックアップした記事が載っている雑誌を今でも保管している。ブレイクしたときに、「ああ、この人や」と思って取っておいた。その後の彼女はご存知の通りなのだけれど、で、あのファッションである。


ダンナは「Like a Virgin」のPVでのマドンナのいでたちを「え゛ー」って視線で観ている。で、「わたし、昔あのかっこ真似しててん」っていうと、「え゛ー」って今度は口に出す。


安物の長めのネックレス・ブレスレットを何種類か首や手首にジャラジャラつけて、インナーはフェミニンに、アウターはワイルド目に、スパッツは派手目に、髪の毛はかき上げられるぐらいの長さでソバージュ。ルージュは濃い紅。


そうそう、ジャケットはもちろん肩パット入り。


なつかしいなー。マドンナが黒や白のレースを上手くつかっていて、わたしもレース生地を買ってきて、スカートやキャミなんかを作ったものだ。そうそう、白い長めのレースの手袋も持っていたなあ。どちらかというと、彼女のフェミニンな部分が好きだったのかもしれない。


で、時は流れ、彼女は「Hang Up」や「Jamp」を唄い踊りまくる、かっこいいオバさんだ。年をとったからといってロングドレスを着て妙なバラードを歌うようなことはしない。色物扱いもさせない。己を内からも外からも知り尽くしているからできることだ。いまだ進化を続ける。「アンチエイジング」という薄っぺらなキーワードがふわふわと宙を舞い、消えていく。


で、ドキュメンタリーフィルムで最後に演じられた「Holiday」は、ほとんど往年の振り付け通りで、ついつい、クネクネと一緒に踊ってしまったり。

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被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
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