いらっしゃいませ、
「感冒性胃腸炎」と診断される。当分アルコールとコーヒーと油モノを絶つ。まあ、来月健康診断だし、体重計のこともあるし。
ちょっと話題は古いのかもしれないけれど、かの隣大国にできた「ねずみーランド」によくにた国営遊園地のこと。
まあ、知的財産権の悪魔と化している「ねずみやアヒルを要する巨大プロダクション」にまっこう直球勝負している(勝負なのか?)姿は、あっぱれとさえ思うのは私だけか。私だけだろうなぁ。(なにせあのプロダクションは、幼稚園の運動会レベルでも、「ねずみ」が使われていれば「メン・イン・ブラック」を派遣させるという伝説があるから。。。)
私がかの国営遊園地を笑えない理由がもうひとつある。それは、
関西には、「ねずみーランド」によく似た遊園地が複数存在していた
からなのだ。
1.水上ゴンドラにのって、世界中の民族衣装を着た人形の間を通り抜けるアトラクション。
2.暗闇を走り抜ける、「室内ジェットコースター」
3.二人乗りのリフトに乗って鏡の前を通ると、二人の頭の上に妖精が写って見えるアトラクション
4.「シンデレラ」に出てくるお城
私は物心ついてから、学生までこの遊園地で楽しませてもらった。上記のアトラクションでももちろん遊んだ。だから、東京ねずみーランドに初めて行ったときの「デジャ・ビュー」感といったら。
東京ねずみーランドが出来るまでは、本場のねずみーランドを体験した日本人の絶対数というのは非常に少なかったと思う。さらに、関西のこの遊園地を体験した、という条件をクリアする人はもっと少なかっただろうなあ。私の身近にも本場に行った人はいないことはなかったのだけれど、なんでみな口を閉ざしていたのだろう。もしかしら、「××ファミリー××」って、ねずみーランドのマネマネやん!と言うことで、幼い頃から親しんできたこの愛すべき施設への思いが踏みにじられるように感じていたのだろうか。(まさかね)
この関西の遊園地は、リニューアルを繰り返していったので、上記4つのアトラクションが閉館を迎えるまで存続したのかどうかは定かではない。もしかしたら、ねずみプロダクションの圧力を受けていたのだろうか、とまで考えてしまう。
ただ、この遊園地の「ものまね」と、かの国の遊園地の「コピー」はまったく同じではない。前者はおそらく当時の担当者が本場に出かけて、「あんな遊園地を作りたい」という夢の果てに、あがいてもがいで出来たものなのかもしれない。また、経営は地方の私鉄会社なのだ。
これだけ知的財産権について厳しくなっている時代で、「ねずみプロダクション」の権力が増幅している時代で、国営でやってしまうかの国は、やはり「不思議ちゃん」である。企画・制作担当者には、やはり本場の「ねずみーランド」への愛や憧憬があったのだろうか。それなら少し、救われる感じはするが。
※ 「メン・イン・ブラック」はネット内も徘徊しているため、本来の名称をマスキングしております。ご了承ください。
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