いらっしゃいませ、
関空発ホノルル行きのチケットがキャンセル待ちのまま、オアフのホテルも確保した。室内にジェットバスがついているらっし。サービスに「カラオケ」とある。ラブホか。いや、旧アストン系らしいからちゃんとしたホテルだろう。
さて、ハワイに行くんだから、英語だ。特にハワイ島では、日本語を話す人はすくないだろうから、練習しとかなあかんかな、とDSをちらちら見る。この間、仕事でちょっとだけ使う場面があった。まあ、国際電話をかけなあかんレベル。出てきたのが、頭の悪そうな声としゃべり方の、安ホテルの夜勤。そのホテル、ITサポート電話並みに、各サービスごとに番号をプッシュしなければならない。どうやら私が、客室サービスではなく予約サービスの番号をプッシュしたらしい。その予約係、ここは客室サービスじゃないからかけなおせ、と言って、代表番号を教えよる。「そこにかけたんやて。その後のプッシュ番号教えて」と聞いたら「そんなん知らん」といいよる。めんどくさいから、再度掛けなおして長ーい案内音声を聞きなおす。それだけで疲れた。まあ、電話は顔が見えないし、日本語でもコミュニケーションは難しい。かといって、メールだとニュアンスが伝わらずに逆に話がややこしくなることがある。たいがいストレスがたまる。
英語をしゃべる機会は最近ほとんどなく、特にまとまってしゃべることがない。TOEICの勉強をしていたのも、もう3・4年前のことになるし、DSもこの頃は「眼力」ばっかりやってる。旅行用の英語を少しやっとくかなあ。
英語、って今なんやろうなあ。って思っている。中学の頃から洋楽が好きで、英語もその歌詞の意味を知りたくて、好きなポップスターが何をしゃべっているのか知りたくて、好きな小説は原語でどう書いてあるのか知りたくて、他の教科より勉強してきた方だ。大学も英文科だったし、最初の職場は外資系の会社だった。翻訳の勉強もした。今は私にとってなんだろう。インターネットでの記述の大半を占めている言語?、英語圏以外の国に旅行したときに出会う色んな国の人たちと、すれ違うときに交わすのに最も利用度が高い言語?PCが「どないもならん!」と悲鳴をあげるときに使う言語?
英語がネイティブである国に行くのはそれなりに覚悟がいるのだ。こっちが分かっていようが分かるまいが、弾丸のような、舌がからまるんじゃないか、と思うぐらいしゃべってくる。こっちも全然言ってることがわからないわけじゃないから、腹が立ったりへこんだりしてしまう。始末が悪い。だから、ハワイとかニューヨークが居心地いいのはそこなのかな、英語が流暢に話せない人たちが働いていて生活できる街だ。
ところで、話は少しずれるが、外国語の歌をうたうポイントって、以前は発音だと思っていたけれど、最近はちょっと違うかな、って感じてきた。発音が悪くても、例えばヒスパニックの人が英語の歌を歌っても、それなりに意味が伝わる。発音じゃなくてイントネーション、リズムが最重要だからだとおもう。音節・単語・リエゾン・センテンスごとに持つ言語のリズム、さらにはその音楽(ロック他多種民俗音楽)の持つ特有のリズムを、頭でも身体でも理解していないと、例えRとLの区別ができていようが、カタカナ英語より始末が悪くなってしまう。典型的な例としては、某飲料水のCMで、人気の歌手が歌っている「We Will Rock You」。RとLは区別がついているけれど、全然Rockに聞こえない。以前は、小室の歌を歌っていて英語の発音もイントネーションもひどかった歌手は、最近の楽曲を聴くと、英語のリズムをうまく捕らえられるようになっている。努力してはんねんなーと思う。もともとダンスのリズム感は抜群の人やったからな。昔からプチ留学したり外人と付き合ったりしている某ママさん歌手の英語は相変わらず。これはこの人独特の歌のリズムの問題やろうなぁ。
そうやって、人の英語くさしてる場合ではないねんけど。
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