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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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やさぐれた瞳孔と、1998年の20$の夜景。

いらっしゃいませ、


6月9日から6月26日まで、わずか1日(6月10日(日)のEsquinaの礼拝堂ライブの日)の休みだけで突っ走った。ほんま、突っ走った。プロジェクト本番稼働日の午後ぐらいからヨレヨレ。ますます、仕事ぶりがやさぐれていく。で、今日は休んだぞ。


明日から長い旅に発つ友人とお別れランチ。ご主人がアメリカに海外勤務となったため、2年間聞きなれない南東部の街に住む。帰ってくるのだから、旅だね。


8月末からの、全米オープンを薦めておいた。あの大会は本当に楽しい。この間までやっていたローラン・ギャロや、今やっているウィンブルドンとの最大の違いのひとつは、センターコートの大きさである。ウィンブルドン中継を見ていて、あれ?っと思ったのは、センターコートの屋根がないこと。何で取ったのかはよく知らないのだけれど(老朽化だったら、こわいよな)、なんとなく広くなった気がする。それでも、一番てっぺんの席でも、けっこうコートはよく見えるのではないかと思う。ローラン・ギャロのセンターコートはそれよりも観客席が高かったと思ったけど、もうそんな比じゃない、アーサー・アッシュコート。


98年の大会の、第1週目の水曜日に出かけた。そう、まだ2,3回戦ぐらい。会場に入るのが20ドルで、色んなコートでビッグ・ネームの試合を観たい放題の、「貧乏人ウィーク」。グラフでさえ、第1コートだったが、当時チャンピオンのヒンギスのナイトセッションは、センターコートの開催で、一番安い席が20$だった。「なんか、値段つりあわないよなー」って思いながら、旅人の最大の弱点「せっかくきたのだから」の一言が頭をよぎったため、結局チケットを追加で買った。


一番安いチケットは、当然一番高いところにある席。エスカレータ(!)で登っていく。一番近い出入り口から出ても、さらに階段で上に上らなければならない。ガラガラだったから、適当なところに座っていたら、係員のおじさんに「ダメだよ、そのチケットだともっと上だよ」って言われる。「えー、もう登れない」って駄々をこねてはみたけれど、笑って「がんばれ」と、相手にしてくれない。


もしかしたら、うえから数列目だったかもしれない。ついでだから一番てっぺんの通路まで上がって、周りを見渡してみる。遠く、マンハッタンの夜景が見える。ここへ来てやっと、「チケット買ってよかった」って思う。だって、下を見渡したら、コートは煙草のケースぐらいの大きさにしか見えない。ヒンギスなんて、どの粒よ、って感じ。で、おまけに雨が降り出して、しばらくは待ってみたものの天候は回復しない。あまり遅くなってからマンハッタンのホテルに帰るのがいやだったので、あきらめて階段を下りた。「中止になったらどうなるの?」ってスタッフのおじさんに聞いたら、「来年のこの日の試合に使えるよ」だと。ほんとかどうかよくわからないが、まあいいや。おみやげにすればいいか、このチケット。


あれから10年近くたつ。いろんなことがありすぎたニューヨーク。でもいつかまた行きたい。もちろん、8月の終わりに。アメリカにSちゃんがいる時にいけたらいいなぁ。
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被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
写真のこと、旅のこと、本のこと、言葉のこと、音のこと、などを描いて撮ってます。

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