
いらっしゃいませ、
さて、「徳島ジャズストリート」です。リハが終ったあと、待機場所は例の「大道フリーゾーン」、本当にフリーなゾーンです。
お向かいの「たい夢」はやはり、行列。
なんで、こんなに行列できるのかなぁ、って冷たい風の中で、冷静に考える、っていうか、観察してみる。前来た時は、(多分)ご夫婦2人でされていた。今回は、男性が1人増えている。かといって、お客さんの回転が速いわけでは全然ない。行列が出来る理由としては、
★タイヤキ焼き器が5つなので、人数が増えても焼くペースは変らない。
★丁寧に仕事をされていてる。どんなに行列が増えても特にバタバタするわけでなく、お客さん一人一人にきちんと対応している。
★大量に注文する人が多い。
3番目は、神戸南京町「老祥記」に通じるところがあります。
今回は、前回の「小倉あん」に加えて、「ジャーマンポテト」「ウフクリーム」もトライしました。えっと、想像通りでした。かなり腹持ちします。やっぱり「あんこ」が一番おいしいです。
さて、この店、夏はどうするのでしょう。夏季休業とするか、アイス最中っていうのもいいですねぇ。
あ、そうそう、徳島ジャズストリートでした。「阿南サウダーデ」は、広い会場でのライブ。カンノキミさんの「Tudo ist Fado」の時に、どこからか一緒に歌う声が。私の前に座っていたおじさんでした。カンノさんの歌が終った時に、「どこかで聞いたことがあるんですが、シャンソンとかじゃないのでしょうか?」とご質問。「似ている曲はあるかもしれないし、もしかしたら他ジャンルの歌手が取り上げて歌っていたのかも」とKが答える。それにしても、そのおじさん、割と完璧にメロディなぞってたように思う。
MTさんにしても、カンノさんにしても、等身大のファド、っていうのがいい。その人にはその人のファドがある。アマリアが大好きでずっと聞き続けてきた奥さんのファド、知的好奇心と遊び心が生み出すファド、ファドに関わる人々への愛で構成されるファド、演じながら作るファド、これ、すべてファド、なのかもしれない、って思う。だから、もっとたくさんの人が、自分らしいファドを歌うようになって、いろんな人のファドを楽しめるようになったらいいなあ、って思った。それにしても、会場の隅で大声で騒いでいたお客さんを、そっとやさしく黙らせたカンノさん、大人!
さて今回は、「阿南サウダーデ」だけなく、「徳島ハニー・カマアイナス」というハワイアンバンドのライブも観ました。まあ、以前にも書いたけど「ジャズ嫌い」なので、あえてジャズははずすという...とにかく、バンド名に地元の地名がついているのはよいですねー。
なんだか、またタイヤキが食べたくなってきた。
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