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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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大地に還ってきた~越後妻有アートトリエンナーレ2009 #3

いらっしゃいませ、

第1日目がまだ終わりません。

さて、食材が揃って、何となくみんながささっと動いて(この辺が「大人の機微」)、食卓がこんな感じに。
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お刺身や、出来合いのお惣菜もまあありなんですが、意外な美味しさにちょっとびっくりが、一番手前の「さしみこんにゃく」みたいなやつ、その名も

「エゴ」

くわしくは、こちらを。あ、これお土産に買って帰ればよかったなぁ。

真ん中は、「枝豆」ではなく、「茶豆」。
枝豆はこちら。でも、これは新潟産ではなく、
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「掘りごたつ農園プランター」産。出発前日の夕方に収穫しました。2人で食べるより、みんなで食べる方が、なんかこの子達も喜んでいるみたいで。。。
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リオンドールで買った二種類のお酒、「長者盛-百万長者」と「天神囃子」もすすみました。
MちゃんとTちゃんとT家のKは「斉藤和義」で盛り上がる。Mちゃんの「月影」をTちゃんに聴かせてあげたい。Tちゃん怒るかな。。。多分な。

確か、お風呂が23時までとフロントの人が言っていたような。あんまり遅くなるようだったら電話をくれ、とも言っていたような。お風呂がまだだった、TちゃんとKと一緒に本館の温泉に向かう。

露天風呂から見えるのは、棚田と雲海なのだけれど、真夜中なので何にも見えず。ちょうど湯船に使う頃には雨が上がっている。このまま上がるといいな、と願う。
ほぼ貸しきり状態のお風呂を出たのが23時過ぎ。なので、このときの私には何の疑いもなかったのだ。これについては2日目の夜に起こる出来事につながることになるので、しばしお待ちあれ。

コテージで、2階(ロフト?)に女子3人、階下にT家夫婦とMちゃんの布団を敷く。ところがMちゃん、食事をした位置で寝入ってしまって、何をしても言っても動かない。ほっといて、T家は就寝。雨は再び降り続ける。

やっと、1日目終わった(息)。これでも全部書いてないわけで。まあ、しょうがないか。


第2日目
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さっそく朝ごはんの写真から。昨日のお買い物では翌日の朝ごはんも見据えての品探しだった。みんなでスーパーに買い物に行くと、人それぞれなところがあって面白い。Mちゃんは、商品をかごに入れるとき、だいたい説明が入る。例えば「これうまそうやん」「これ、酒に合うって。」って言いながら商品を一応傍にいる人に見せたりする。Kは、わりと無言ですーっと入れる。なので、食卓に並んだときに「え、こんなん買うとったん?!」っていうツッコミを受けていた。「いつのまに。」

そうそう、書き忘れていたけれど、昨晩は公式ガイドブックやマップを広げての作戦会議が行われた。効率よく作品を回りたい。見たい作品をピックアップし、マップで場所を確認していく。かなりタイトな行程となるから、いつ昼食にありつけるかわからない。「車座おにぎり」に出会える確率も低そうだ。(出会いたかったなぁ)。なので、かなりしっかり朝食を頂いた。

この日は、同じ「雲海」の本館の部屋に泊まることになっているので、大きな荷物をフロントに預け、身軽に車に乗り込む。やっぱり4:2だったけど(笑)。

いよいよ始まるトリエンナーレの夏!相変わらずの曇天だけど、雨は上がった。雨上がりの木々や稲の緑が目にまぶしい。では、ここから作品のご紹介。

#200 静寂あるいは喧騒の中で
空家のプロジェクトが相変わらず多いというか、増えているのか。最近空家を住処としたT家には身近なのか、なんなのか。そうかー、じゃあ「掘りごたつ屋敷」もアートに使えるのかなー、何てこともちょっと考える。
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日本家屋の、「暗くて怖い」(何か個人的なトラウマあるみたいで)室内に、メタリックでエレクトリックな物体が仰々しくあって、最後にホンマに笑ってしまった「ドライアイス」ものがあって、
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ドライアイスの水分のせいでか、黒い畳が傷んでて、ちょっとイラっとする。

でも、出だしとしてこういう「コケ気味」のものがあるのは割と嫌いではない。もしかしたら、これ笑ってよかったんかも。

次は。。。
#232 家の記憶
これも空家。何故か一つ前の家ほど怖くない。空き家になって間もない、っていうのあるかもしれない。まだ人の気配が生きているとか。村の人から集めた工具や本なんかが糸の向こう側にある。素材の温かみで説明してしまうのはきっと違うと思うけど、一つ前の家のような空々しさがない。
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(「幻の愛人」っていう本が気になる。)
3年前と違うなあ、と思ったのが、各作品の受付に座っている人たちが、若い学生さん風の人ではなく、地元のおじさん・おばさんが多いということ。地元に根付いてきたのか、それとも何か他に理由があるのか。活きのいい若い子(♂)がおらんなー、とおばちゃん的に肩で息をしてみる。

#234 最後の教室
これは3年前とほとんど、というか全くというか、内容は同じ。興味は「ずーっと置いてあったんやろか」という俗っぽい方に流れてしまう私。今年の方が人が多かったので、3年前の「教室の花子さん」的な恐ろしさはあまりない。でも、やっぱり「夜の学校」は嫌いだ。廃校も嫌いだ。いや、普通に校舎が嫌いだ。でも、トリエンナーレは今年廃校だらけだ。どうしよう。。。
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ただ、この廃校は一番現実からの離脱幅が大きく、他と違って廃校という「しがらみ」みたいなものから一歩抜け出した、完成度の高い別の次元になっているような気がして、その点では私の非常に私的な「さぶいぼポイント」があまりない場所だった。

HerbManは素敵。
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こんなのがいっぱいいるの。素敵。

いきなりですが、今日もこの辺で。
次は2日目の3分の2あたりまで書けたらと思います。

 

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