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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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映画「FADOS」 その奇妙なセンス

いらっしゃいませ、

今日はK1人で徳島。なので、朝なんばまで一緒に出て、なんばパークスシネマでやっている「スペイン・ラテン映画祭」の「FADOS」(邦題:ファド)を観に行ってきました。

シネコンなんて本当に久しぶりなので、予約席なのにちょっと戸惑いつつ、「ウォンテッド」の客の多さに驚きつつ、その客が全部吸い込まれていった後のロビーの閑散さにほっとしつつ。

で、映画ですが。

いやぁー、名匠と言われている方が作ったそうなんですが、何なんでしょうね、この痛々しいセンスは。ファドが常にポルトガル文化圏の影響を受け続けてる、っていうのはいいんですが、取ってつけてる感じがするし、演奏を撮るセンスに光るものを何一つ感じられないし、それと一番しんどかったのが、

なんであるのか分からない「踊り」

振り付けも衣装もパッとしないのですわ。

見所とあえていうなら、その辺の「イタさ」「ダサさ」。突っ込みどころ満載です。狙っているのならすごい。
それと、セニョーラ・アルジェンティナ・サントスの熱唱。これも、声がもう出ないからちょっと辛い。ずーっとアップだったのは、もしかしたら座って唄ってらしたのかな。でも、その存在感は映画の中ではピカ一でした。

最後の方に、セットに設えたカザ・ド・ファドで(もしかしら、ファド博物館かも)、ファド・コリードFado Corrido、ファド・メノールFado Menor、ファド・モウラリーアFado Mourariaの大メドレー。小芝居っぽい表情も突っ込めましたが、唄と演奏はよかった。

まあ、出演者のパフォーマンス(ダンスとマリーザと中途半端なコラボレーション以外)で何とか持った感じ。時間も短かったし。Kが帰ってきたら、「DVDで飛ばし見したらいいんじゃない?」と報告するつもりですが。DVDもないかも。
席は半分ぐらい埋ってたけど、みんな面白かったのかしら?

でも、この映画祭自体のラインアップはとても興味深かったのでした。

「法王のトイレット」
「ビバ・キューバ」
「トニー・マネロ」
「タイム クライムス」
「頭のない女」

観たかったなぁ。今日で終わりなんだけど。DVDとかになるかなぁ。

家に帰ったら、「ボーン・アルティメイタム」をWowowでやっていて、お口直し?が出来ました。
芸術を撮ったからといって、芸術映画になるわけではなく、娯楽映画でも
すぐれた芸術になりえるのです。映画はそういうもんだと思う。
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被写体に恋をしたらシャッターを押し、フワフワしてきたら文章を書き、もわもわしてきたら花に水をやっています。
写真のこと、旅のこと、本のこと、言葉のこと、音のこと、などを描いて撮ってます。

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