いらっしゃいませ、
春頃に、結婚したばかりの友人夫婦のお宅にお邪魔したときに、競馬の話が急に盛り上がった。新婚の友人夫妻は競馬は全く未知。盛り上がったのは、Kと、もう一組のお呼ばれ夫妻のT君(新婚夫妻とKとT君は小学校の同級生)。かれらは「ダビスタ」世代である。孤高の私は、「リアルタイム」世代である。

話をはしょって、この3組で競馬を観に行こう、となってそれがこの秋、実現した。ネットから馬柱を印刷してレースに臨むK。T君も前の晩からかなり研究してきたらしく、眼も血走っているような、ないような。ビギナーズ夫妻は、のんびりとした風情の中にも、未知の競馬場にかなり期待をもってる。
私はといえば、「100円が100万円ぐらいになればいいな、」と。なるわけがない。
私自身も競馬場は1年ぶり。去年の今頃は寒かったなぁ。もう1年たつのか。あのときは前の家だったなぁ。とか思いに浸る暇もなくレースは進み、少しワイドで小銭が戻ってきた以外は、じゃらじゃらと小銭が出て行く。Kと競馬に行くようになってからはこのスタイル。8レースほど100円~300円を賭けて1日楽しむ。それ以前は、重賞のメインレースだけかけて、あとは飲んだり食ったり、馬を愛でたりして過ごしていた。どちらも映画に行って、帰りにご飯食べて帰るのと同じ感覚。空は高いし、馬は可愛いし、最近はほとんどの場所が禁煙だし、よりいっそう子供連れも増えているし、暖かい季節を過ごすにはいい場所だなって思う。(寒い日はとことん寒い。お薦めしません。)
初めて競馬場に来る人にいろいろ説明するのは楽しい。ほとんどの人は楽しんでくれる。おまけに、今回はビギナーズ・ラックがあった。三連複1点買いなんて、KやT君はしないものね。んー、できないか。

私もいろんな人を競馬場に連れて行ったけど、当たらないのがくやしい!って言い出して、全部の馬に単勝で100円づつ賭けた人がいた。確かに絶対当たるのだけれど、これって面白いのかしら?って思った。帰路は機嫌悪かったしなぁ。こういう人は向いてないか、もしかしたら大きなのをその後当ててたかもしれないね。まあ、二度とその人とは行かなかったけど。
やっぱり、楽しんでくれる人がいいね。馬がかわいそう、って言われたら、それはそれでしかたがないし。でも、馬って走るの好きなんじゃないか、やっぱり、って思う出来事があった。障害レースで騎手を振り落とした後、馬のほうは一向に止まる気配もなく、止めようとする人たちを振り切って、レース後コースを2周り以上したのだ。なんか、楽しそうだったな。軽いし、「行くな」「行け」とか勝手なこというやつがいないんだもの。

さて、今回の3夫婦による「ぱっぱかぱーの会」、2弾3弾はありやなしか?
男衆はやる気満々の様子が背中から窺える。
暖かくなってからだね。次は阪神がいいなぁ。
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