いらっしゃいませ、
詞を書く。去年やっとひとつ絞り出たのに曲がついて、唄う人も決まった。そこからまだ動いていないので、さらに詞を書き始めるのだけれど、なかなかできない。サビだけできる、というのがほとんど。
つくりかけの詞をダンナに見せたら、
「Aメロが短すぎる。A"がほしい」
「これはサビ?Bメロ」
とか訊かれたので、ノートにAメロ枠、A"メロ枠、サビ枠を作ってみる。そうしたら、その後は割りとすらすらとひとつ完成した。
昨夜は時間待ちをしながら、パークサイドのカフェで2つ仕上げる。これで3曲。
・わりと長く旅をする唄
・ハワイのコーヒーに関する唄
・なかなか切ない唄
タイトルがない。んー、昔はタイトルを先に考えて、それに合わせて詞を書いていたことがあったけど、それを今すると、70年代・80年代テイストが出そうで怖いのでやめてる。
翻訳のスクールに通っていたときも、タイトルを訳すセンスというのが問われるかなあ~(それよか、訳のセンスだろ!)、って、けっこうタイトルの訳には気を使った。「The Grammer of Love」っていう短編を、New Yorkerから発掘して課題として提出したんだけれど、これを直訳すると「愛の文法」。おいおい。
話は、夜間学校で英文法を教える若い教師の話で、教える相手は低所得者層、子どもの頃からろくに教育を受けられなかった人、移民etc。ある女性の生徒が赤ん坊を連れているのだが、彼はその女性と赤ん坊が気になってしかたがない。教師(ポーランド系白人)として、生徒達のいる世界に足を踏み込めない葛藤、アパートの隣に住んでいる男(ゲイ)の存在、がからんでなかなかいい感じの短編で、先生には「選択眼がいい」と誉められたことがある(翻訳自体は、致命的な誤訳があって、結果的には失敗作だった。)。
けど、なんなんやこのタイトル!と作者を罵る。けっきょく、小説のあらすじを踏まえた感じのタイトルに変えてしまったのだけれど、いまひとつだった。先生は「愛の文法」でいい、って言ってたけど、どうだったんだろうなぁ...って今でも思う。
もとい、詞のタイトル。
あ、それから曲。で、誰が歌うの?行き先がない分、なんか楽しい。
で、思い出作り。
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