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Hōkele Malama Columns

親ページが「Residencial Azul」から「Hōkele Malama」に変わったので、このBlogのタイトルも変わりました。渾身の(とまではいかない)Columnページです。

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今度はファドを唄ってみた。 #1 残暑の妄想

いらっしゃいませ、

8月の徳島ジャズストリートが終った(「さあ、ファドを弾いてみよう」参照のこと)。まだまだ、音量は足りないだろうけれども、歌手の人たちからクレームもなく、とにかく自分自身が楽しむことができた。いやあ、ほんと、楽しかった。2月のジャスストに出るかどうかは、その時は分からなかったのだけれど、徳島でヴィオラ(ギター)の人が見つかるまで、練習会のサポートを続けることに。っていうより、毎月徳島に行くことが、その頃の私にはホッとひと息つけるひと時だったのだ。

そんなおり、Kから「東京で『Fado Vadio』をやる。」って聞かされる。「Fado Vadio」っていうのは、ポルトガルのCasa do Fado(ファドが唄われるレストラン)の中でも、「店員・客の区別なく、そこにいる人たちがどんどん前に出て歌っていく「場」」なのだそうで、今回はお店ではないけれど、プロでないけど、ファド唄ってみたい!ていう人でワイワイ歌おう、っていう企画。

1999年に初めてファドを聴いて9年、そう言えばファドを唄ってみたい、とはあまり思ったことがなかった。あの重苦しそうなパフォーマンスが自分にできるとも思わないし、あまりしたいとも思わない。でも、毎月徳島でファドのレッスンをお手伝いしていると、生徒さんたちのファドは重苦しくもなく狂おしくも(?)ない。前にも書いたことがあったけれど、等身大のファドがそこにあった。考えてみれば、暗い曲ばかりでなく、楽しい曲、美しい曲もたくさんある。選びようによっては、「自分のファド」が歌えるかもしれない、と思うようになった。

それと、もうひとつ、考えることがあった。このジャンルの、ボサノヴァやアイリッシュ等に比べて圧倒的に少ない歌い手の数。これはなぜなんだろう。気軽にアマチュアで唄う人すらほとんどいない。私と同じようにファドを唄うことのイメージにある種ネガティブなものを感じている人が少なからずいることも、サワサワと耳に入ってくる。

でも、そんなのつまらない。

そう、そこで「Fado Vadio」。ファドを聴きに行くんじゃなくて、唄いに行く場があって、それぞれの個性にあったファドがそこにあれば、今までの固定観念が覆るんじゃなかろうか。

じゃあ、唄ってみよう。下手でOK。下手なほうがいいかも。「あ、あんなんでいいんや」「あんなんなら私も歌えるかも」レベルが今必要なのだ!裾野を広げるのだ!!と、残暑の妄想が拡大していった。

「私も、出る。。。」

そして、曲選びが始まった。1ヶ月以上かかったかなぁ、最初の一歩を踏み出すまで。

(続く)
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