いらっしゃいませ、
特番だのワイドショーだののコメントがあまりに薄っぺらだったので、前回は愚痴ってしまいました。BSのMTV Classicでちょっと気持ちも整理できたので、今回は穏やかに(できるか。)
引っ越してきた家の庭には、すでに「掘りごたつ農園」(私が命名)がある。本来、義母の持ち物であるから、夫の両親が頻繁に自転車で通っては、はぐくみ育てた野菜たち。今年はかなりの収穫。
「きゅうり、大きくなりすぎたらあかんから、適当に取ってね。」
と言われていたのに、ここのところ朝ダッシュで家を出ることが多かったため、出来てしまった、
巨大きゅうり!!!
大きくなってしまったら煮ればよい、と言われたものの、はて。
さらに、ジャガイモが近所で安かったので買い込んでいたら、またもや夫の実家からジャガイモをいっぱい頂いた。はて。
はて、はて、はて、
とパソコンを起動する。巨大レシピサイトにアクセスする。10万件と言われているレシピの中から、まず「きゅうり 煮物」で検索する。あるんだな、これが。
(むき小エビは高かったので断念。しょうがを入れて)
じゃがいもについては、「じゃがいも」だけで検索すると無数のレシピが出てきてしまう。これはよくない。かといって私のジャガイモレパートリーは、「肉じゃが」「カレー」「タラモサラダ」ぐらいだ。なんと貧弱なんだ。
と、ふとある料理を思い出す。ビア・バーの定番料理。

コテージパイ
(牛ひき肉だと「コテージパイ」、ラムひき肉だと「シェパードパイ」というのだそうです。うちは合挽肉使ったんで「掘りごたつパイ」(?)。トマトは使わずあっさりと作りました。思った以上に簡単!)
ひき肉の上にマッシュポテトを乗っけてオーブンで焼くやつ。これもレシピサイトにしゃらしゃら、っと入力してみる。出てくる。
このレシピサイトは、Web2.0が生んださまざまなサービスの中でも、非常に有用なものだとつくづく思う。情報提供者が、出版物のように1人ではない。全国の、いろんな地域、家庭で育った人が、自分のレシピをアップする。利用者は、その中から、自分の技術や環境や好みと相談しながら、最適なレシピを選べばいい。必要であれば、ミックス・アップしてもいい。評判がいいレシピはアクセスがアップする。料理上手な人は、さらに腕に磨きをかける。。。
ならば出版物は売れなくなっているのか?それについては情報がないのでなんとも言えないが、本は本で、インターネットでは表現できないものを提供し始めているようにも思う。「読み物」としての、「鑑賞物」としての、さらには「アート」としての料理本。材料について深く言及している「学問」に近いような料理本。
私自身は、利用するだけでレシピをアップすることはまあないだろうなぁ、って思うけど、アフィリエイトを最近始めてみた。おそらくまったく儲けはないと思うけれど、自分のよいと思ったものを人に紹介する、それをアフィリエイトでする、とした行為の中に、ささやかではあるが「責任感」を感ずることに気づいた。
レシピを投稿する人も、そうなんだろうな、って思う。「美味しく作って欲しい」っていう気持ち。
次はどんな技術にのかったサービスが出来ていくんだろうか。それでも、それを使うのは人間。人と人との「気持ち」を大切に出来るものであればいいと思う。